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目次
六壬神課とは
六壬神課とは、およそ2000年前の中国で成立した占術で、時刻を元に天文と干支を組み合わせて占うものです。六壬神課は周易(易経)の64卦を応用し、陰陽五行説を融合して独自の体系を築いています。六壬神課の名称は、「六壬」が60通りの干支組み合わせを意味し、「神課」は占術の計算法を指します。六壬神課は主に日時や場所に関連する情報をもとに、未来の出来事や運勢を予測することができます。
六壬神課の歴史は大変古く、紀元前2600年頃、中国の黄帝が女神である九天玄女より伝授されたという伝説が残っています。日本では飛鳥時代、602年に百済の僧「観勒」を招いて習ったのが始まりだとされています。陰陽寮などでは「黄帝龍首経(こうていりゅうしゅきょう)」などの書物から学んでいました。
「六壬」はどのようなものか?「黄帝龍首経」には「黄帝は我が子三子を呼び、我は昔、玄女より六壬を授けられた。六壬は十二経、及び口傳を以って授けられた傳義で、三十六用法がある。それを汝らに伝えようと思う。六壬を習得して内にあっては自らを修め、外にあっては善政に使い人民を治めよ。また賢人でなければ秘して漏らすべからず、もし習得できない時は名山三泉の下に埋めて、妄りに人に漏らす勿れ」とあります。
安倍晴明と六壬神課、占事略决
安倍晴明は、六壬神課を含む古代中国の占術を研究し、それらを日本の陰陽道に取り入れました。彼は六壬神課に精通しており、その知識を元に占いや予測を行っていたとされています。安倍晴明の「占事略决」には六壬神課についての基本的な占い方や吉凶象意を占断する方法、占う目的ごとに六壬神課をどのように使うのか説明されています。
六壬神課の占い方
六壬神課の占い方は以下の通りです。六壬神課(りくじんしんか)は、古代中国の占星術の一種で、陰陽五行説に基づいて未来を予測する占術です。
占術の過程は以下の手順で行われます:
- 具体的な質問や状況に関連する日時を特定します。これは、占いの基準となる日時です。
- 干支を決定します。基準となる日時から「干支」(十干と十二支の組み合わせ)を求めます。干支は60通りの組み合わせがあり、それぞれが特定の属性を持っています。
- 六壬神課図を用います。図には干支と五行(木、火、土、金、水)が表示されています。基準となる日時の干支を見つけ、対応する五行属性を特定します。
- 日柱神煞を選ぶ。このステップでは、日柱(基準日の干支)に対応する神煞(吉凶を示す神秘的な力)を選びます。神煞は個々の運勢や人間関係に影響を与えるとされています。
- 宮位を決定します。六壬神課では、12の宮位(空間の区分)が存在し、それぞれ異なる意味を持ちます。宮位は、五行や干支と共に、未来の出来事や運勢を解釈するために使用されます。基準日の干支や神煞から宮位を求めることができます。
- 課を選定し、占い結果を解釈します。六壬神課では、60通りの課が存在し、それぞれ異なる意味を持ちます。宮位、五行、干支、神煞を組み合わせて、最も適切な課を選び出します。その課が示す意味を解釈し、質問や状況に関連する未来の出来事や運勢を読み取ります。
- もし必要があれば、他の要素を考慮に入れます。これには、時間や場所の変化、または相手の日柱や神煞など、関連する他の情報が含まれます。これらの要素を組み合わせて、より詳細かつ緻密な予測を行うことができます。
六壬神課は、歴史的に中国の皇帝や高官たちによって重要な意思決定の際に使われてきました。また、戦争や政治、人間関係、病気、天候など、さまざまな分野で予測を行うために使用されました。
近年では、六壬神課は東アジアの国々を中心に、未来の運勢を知りたい人々によって実践されています。六壬神課の知識を持つ占い師や専門家が、クライアントの質問や状況に応じてアドバイスを提供し、人生の選択や問題解決に役立てられています。
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