自分の力や念だけでは対抗できない呪いを受けたときに、呪い返しの神社やパワースポットに行き助力をしてもらうことは重要です。呪いかけてくる相手を憎むことをせずに、神仏霊に返して下さいますようにように祈願すれば、更なる呪いを生むことはなく、おのずと道はひらけるといわれています。
呪い返しの護符をお作りいたします。
Yahoo! JAPAN、Amazon認可のサイトからご用命下さい。
呪い返しの「神社」
丑の刻参りの貴船神社
所在地:京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
丑の刻参りは、貴船神社の神が「丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻」に貴船山に降臨したことに由来する。「神社仏閣に隠された日本史の謎と闇」中見利男著:宝島社
貴船神社の呪詛信仰をもとにして室町時代後期に作られた能の謡曲「鉄輪」に登場する丑の刻参りをした女性が住んでいたといわれる場所(下京区堺町通り松原下ル鍛治屋町)に「鉄輪井戸」というのがある。この井戸の水には縁切りの魔力があるといわれる。縁を切りたい相手に飲ませると別れることができるという。「日本魔界ゾーン―京都・鎌倉」吉田憲右著:泉書房
「鉄輪井戸」の縁切りの力は、呪いをかけてくる相手との絶縁をして、かけてくる呪いを返し、呪い返しも行うといわれています。
牛頭天王を祀る八坂神社
所在地:京都府京都市東山区祇園町北側625
八坂神社は、明治以前は「祇園感神院」とという寺であり、牛頭天王(ごずてんのう)を祀っていました。明治元年に発された神仏分離令(神仏習合の慣習を禁止、神道と仏教、神と仏、神社と寺とをはっきり区別させること)で神社となりました。
牛頭天王には疫病を退散させる力があるといわれてます。
7月1日から約1ヶ月に渡って行われる「祇園祭」は貞観年間(9世紀)に始まりました。もとは祇園御霊会と呼ばれ、牛頭天王の御霊の威力で病魔を祓い、病の呪いも解くといわれていました。
呪い返しの「寺院仏閣」
鬼門封じの寛永寺
所在地: 〒110-0002 東京都台東区上野桜木1丁目14−11
寛永寺は、寛永二年(1625)慈眼大師天海大僧正によって徳川幕府の安泰と万民の平安を祈願するため、江戸城の鬼門(東北)にあたる上野の台地に建立しました。
これは平安の頃、桓武天皇の帰依を受けた天台宗の宗祖伝教大師最澄上人が開いた比叡山延暦寺が京都御所の鬼門に位置し、朝廷の安穏を祈る鎮護国家の道場であったことにならったものです。
鬼門とは、艮(うしとら)の方位のことであり、陰陽道では、邪悪な鬼が出入りする方角であるとして、万事に忌むべき方角としています。
転じて、鬼門という言葉は行くと悪いことに出あう場所。また、苦手な人物や事柄として不吉な物事に対する言葉として使われるようになりました。
鬼門を封じるため創建されたこの寺は当然ながら、呪いに抵抗することを助力してくれ、呪い返しのパワースポットとして相当な期待ができます。
浅草寺 亡者送り
正月に「亡者送り」が行われる。鬼の姿をした僧2名が松明を地面に叩きつけながら巡る。鬼とは変化宮としての丑寅の造型であり、季節転換の呪物。この行事は冬から春への季節の順当な転換を願う呪術。鬼の登場に先立ち、銭塚地蔵堂の一画の前もって掘られた穴に神供を埋め塞ぐ。この穴は境内北辺にあり坎宮の象徴で、これを塞ぐのは水気の冬を埋めるという意味。『神々の誕生』吉野裕子
諸尊への祈願とともに施餓鬼作法により悪霊も鎮められ、年頭の除災招福の祈願が達成されるのです。
18日夕刻には、秘法のための幕が引き上げられ、ご信徒にも結縁の場が与えられる中、貫首が登壇して最後の座が修されます。壇の脇では曠野に棲むとされる魑魅魍魎や餓鬼に対する供物を加持する「曠野神供」が修され、供物は錫杖師・神供師の二人によって境内外れの銭塚地蔵堂の穴に投入されます。道場内では、天皇陛下へ献上の「玉体安穏」祈祷札と皇太子殿下へ献上の「尊体健全」祈祷札などの加持が行われて修了する時、突如本堂内の明かりがすべて消されます。これと同時に本堂裏手からは松明を持った鬼が二人出て、本堂正面の階段を駆け降り、境内を巡ったのち、「神供」を投入した銭塚地蔵堂脇の穴に松明を投入して行事は満了を迎えます。その鬼の容姿から俗に「亡者送り(もうじゃおくり)」とも呼ばれています。こうして諸尊への祈願とともに施餓鬼作法により悪霊も鎮められ、年頭の除災招福の祈願が達成されるのです。
呪い返しの「パワースポット」
安倍晴明が十二神将を隠した「一条戻橋」
所在地:京都府京都市上京区堀川下之町堀川
一条戻橋は延暦13年(794年)の平安遷都のときに架橋されました。現在の橋は平成7年(1995年)に架け直されたものです。
この橋は、晴明神社の南、およそ100メートルの場所にあります。
安倍晴明は十二神将を式神として使役し家の中に置いていましたが、彼の妻がその顔を怖がったので、晴明は十二神将を戻橋の下に置き、必要なときに召喚していたとつたえられています。それ以来、一条戻橋は呪いを返したいものにパワースポットとして力を与えてくれるといわれるようになりました。